【音響学】母音のフォルマント周波数の見分け方

ゆみ先生

国家試験で出題される音響学の問題はサウンドスペクトログラムの読み取りが頻出です。
今日は「母音」の簡単な見分け方を学んでいくよ!

母音で重要なのは第1フォルマントと第2フォルマント

日本語の母音の知覚で重要なのは、第1フォルマント(サウンドスペクトログラムで一番下の方で黒く濃くなっているところ)と、第2フォルマント(サウンドスペクトログラムで下から数えて2番目に黒く濃くなっているところ)です。

母音は「あいうえお」の5つしかないので、細かいことはおいといて、まずはこの5つを完璧に覚えてしまいましょう。指を動かしながら覚える方法は動画をチェック!

「いー」 F1とF2の幅が最も広い

「えー」 F1とF2の幅は「い」よりは狭くなる

「あー」 F1とF2の幅は狭く、中央に寄る

「おー」 F1とF2の幅は狭く、「あ」よりも全体的に低く平行移動するイメージ

「うー」 F1とF2の幅は、「お」よりも広い

サウンドスペクトログラムを見てみよう

国家試験のサウンドスペクトログラムの問題では、様々な子音+母音と組み合わせて、読み取りができるかが問われます。ここでは、母音だけに注目して、それぞれの第1フォルマント、第2フォルマントがどのように遷移するかを覚えましょう。

母音のサウンドスペクトログラムの読み取りテスト

左側には2モーラ母音を組み合わせた単語がサウンドスペクトログラムで示されています。当てはまる言葉を考えて右側の単語と結び付けてみましょう!

F1とF2の組み合わせを考えながら解くことができましたか?

難しい場合はヒント付きも見てみましょう!

第1フォルマントと第2フォルマントが見えやすいように薄く線を引いてみました。

サウンドスペクトログラム読み取りテスト(答え)

それでは、正解発表です!

どうでしたか?

まとめ

音響学の問題では、あまり深堀せず、重要なポイントをしっかり押さえておくことが大切です。

過去問にも挑戦しながらしっかりと知識を定着させていきましょう♪

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