【言語学】文字の構成原理「六書」をわかりやすく解説!

ゆみ先生

今日は、言語学の中でも”文字論”を中心に解説していくよ!

「六書」の読み方は?

「六書」は「りくしょ」と読みます。

昔、「六」という漢字が日本に入ってきた時には「ろく」と読む”呉音”の読み方でしたが、次第に新しい読み方として「りく」とする”漢音”の読み方が広まってきましたが、既に「ろく」という読み方が定着していたため、「ろく」と読んだり「りく」と読んだりすることがあるそうです。

ちょっとした豆知識でした!

さて、そんな「六書(りくしょ)」について学んでいきましょう。

「六書」とは

「六書」は、漢字の成り立ちや構成、使い方などの原理を6つに分類してまとめたものです。歴史的には、漢字の分類や語源を探る際に用いられたようです。

漢字の成り立ちについては「象形文字・指事文字・会意文字・形声文字」の4つに、

漢字の使い方については「転注文字・仮借文字」の2つにまとめています。

4+2で6つの分類、なので「六書」とよばれています。

言語聴覚士の国家試験対策としては、あまり細かいことは深堀りせず、6つの分類の基本的な内容をおさえておくようにしましょう。

①象形文字(しょうけいもじ)

「象形文字」は、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。実際の形や属性などの具体的なものを抽象化して表された漢字の事をまとめて「象形文字」と呼びます。

例えば、「山」「月」「人」「日」など。

イメージやイラストをもとにして作った漢字たちです。

②指事文字(しじもじ)

位置や数などのより抽象的な概念が表された漢字です。

例えば、上・下、一・二・三など。

「上」は、象形文字の様に具体的な形はありませんが、横線よりも上にトの部分があるので、上を表し、「下」は、横線よりもしたにトの部分があるので下を表すことが出来ます。

具体的ではない事柄を指し示すというイメージで良いでしょう。

③会意文字(かいいもじ)

象形文字や指事文字を組み合わせて表された漢字です。また、意味を表す要素を組み合わせて作った漢字もあります。

例えば、林、森、休、男、などです。

④形声文字(けいせいもじ)

4番目にして最も多い漢字構成法の「形声文字」がでてきます。これは、意味を表す要素(さんずい、うかんむり、にんべんなど)と、”声”すなわち発音を表す要素を組み合わせた漢字です。

小学1年生で習う漢字であれば「校」(木+コウ)、「草」(草冠+ソウ)など、6年生で習う字でも「優」(人+ユウ)、「臓」(月+ゾウ)など、とにかく多くの漢字が、「形声文字」であります。

以上の4つが漢字の構成に関するルールです。

⑤転注文字(てんちゅうもじ)

ここからは、1~4の漢字の構成法とは異なり、漢字の”用い方”に関するルールです。

転注文字とは、元々の意味を広げて使うようになった文字を指します。

例えば、「楽」(もともとは「楽器」という意味だったが、楽器を演奏する「音楽」へ、そしてその行為は楽しいから「楽しい」という意味にも転用された)、「一」(もともとは、数の1という意味だったが、1は最初だから「初め」という意味にもなった)、などです。

定説はなく、それほど多くはないようです。

⑥仮借文字(かしゃもじ)

6つめは、仮借文字です。これは、音はあるが、漢字がない、というものに対して同じ発音の漢字を使って字を当てはめたものを指します。仏教が伝来した際に、インドの言葉など外来語が多く日本に入ってきて、音はあるが、それに当てはまる漢字がない、ということがしばしば起こりました。そこで、同じ発音の漢字当てはめていったそうです。きっと、「南無」も、漢字構成にはあまり意味はなく、漢字を当てていったのでしょう。

アメリカ「亜米利加」、コーヒー「珈琲」なども仮借文字です。

まとめ

「六書(りくしょ)」を解説してきました。

国家試験では、これらの細かい内容を直接的に問われる可能性は低いと思います。しかし、このような分類があるということを覚えておくと、選択肢を絞る時の手がかりになるかもしれません。

ぜひ、一つ一つの知識を覚えていってみてください。

ゆみせんせい
ゆみせんせい

日々の細かい積み重ねこそが、合格への道のりです♪

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